妊娠初期のサイン「匂いや味の好みが変わる」

妊娠初期症状-症例と原因
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妊娠初期症状9「味覚と嗅覚に変化が生じる」

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妊娠超初期(0〜3週目)や妊娠初期(4〜15週目頃)に見られる症状の一つとして、



があります。


匂いに敏感になるほか、食べ物、飲み物、香りに対する嗜好(好み)が変わります。

つわりの一種として、すっぱいものが食べたくなるという話は良く聞きます。そのほかにも、妊娠中のみ味や匂いに対する感じ方や好みが変化するケースが多く見られます。
いままで好きだった食べ物が嫌いになったり、好きだった匂いが不快に感じて吐き気をもよおしたりします。

柑橘系のジュースが飲みたくなるなど、酸っぱいものを求めるようになる点は皆同じですが、それ以外の嗜好の変化ついては、好みが人それぞれであるように、変わり方も千差万別です。

イラスト:匂いや食の好み

(例)


こうした好みの変化は、妊娠によるホルモンバランスの変化が影響し、体の機能を調整する自律神経(※)に変調をきたすことが原因と考えられています。産後、こうした変化は元に戻ります。

※自律神経(じりつしんけい)とは
生命を維持し、体を正常な状態に保つための各種機能をコントロールする神経。呼吸の調整、心臓の動き、胃腸の働き、血管・膀胱・子宮の拡大と収縮、汗による体温調節など、自分の意志が及ばない機能を調整する。

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その他の妊娠の初期症状


こんなサインが現れたら妊娠している可能性があります。
表題を選択すると詳しい解説ページに移動します。

1.生理が遅れている

妊娠初期症状:生理がこない

生理予定日を過ぎても生理(月経)がこないのは、最も分りやすい一般的な妊娠のサインです。
同時に、妊娠ではなく体調不良などが原因であるケースも多いです。

2.基礎体温が高いまま下がらない

妊娠初期症状:基礎体温の上昇

基礎体温の高い時期(高温相)は、通常2週間程度続いた後に低温相に戻ります。
高温相が3週間以上続くようなら妊娠の可能性が高くなります。

3.つわりがある

妊娠初期症状:吐き気・つわり

悪阻(つわり)とは、主に吐き気や嘔吐のことで、つわりで妊娠に気づくケースは多いです。
病気、暴飲暴食、お酒の摂取以外で吐き気を感じたら、つわりも疑いましょう。

4.胸の違和感

妊娠初期症状:胸部・おっぱいの異常

妊娠による乳房や乳首の変化もよく見られる症状です。
胸が張る、チクチクと痛む、かゆみがある、乳首の色が変わったり敏感になる、乳輪に発疹ができるなど。

5.下腹部の違和感・頻尿・便秘

妊娠初期症状:お腹まわりや尿・便の異常

おしっこの回数が多くなる(頻尿)、便が出にくくなる(便秘)、子宮近くの下腹部に鋭い痛みや鈍い痛みがあるなどの症状が見られます。

6.眠気

妊娠初期症状:眠気がひどい

夜更かししたわけでもないのに、突然猛烈に眠くなることがあります。
平常時では考えられないほど眠く、日常生活に支障をきたすケースも。

7.風邪のような症状

妊娠初期症状:カゼに似た症例

かぜに似た各種症状が表れます。
熱っぽい、体が熱い、寒気がする、体がだるい(倦怠感)、体力がなくなり疲れやすい、頭痛、腹痛、吐き気、食欲不振など。

8.おりものの変化や生理外の出血

妊娠初期症状:おりもの・着床出血

妊娠初期は「おりもの」の量が増えます。白っぽくにおいがないのが特徴です。また、生理予定日頃に薄茶色の微量な出血があったりもします。

9.においや飲食物の好みの変化

妊娠初期症状:味覚・嗅覚の変化
嗅覚と味覚に変化が現れます。
匂いや味に敏感になるほか、好きな食べ物・飲み物・香りが嫌いになったり、逆に嫌いなものが好きになったりします。また、すっぱいものを好むようになります。

10.その他のトラブル

肌・髪・体毛のトラブル(シミ、吹き出物、かゆみ、パサツキ等)、気持ちや感情の変化(イライラや落ち込み)、体調の変化(胸焼け、ゲップ、むかつき、口内の違和感、動悸など)。


妊娠の初期症状は、早い人だと「妊娠超初期」といわれる妊娠0〜3週目から見られますが、大抵は4〜10週目くらいから幾つかの症状が出てきます。
症状の内容、頻度、重さの程度は人それぞれで、中には症状が軽すぎて気づかないケースや、10週を過ぎてもほとんど症状が現れない人もいます。
初期症状はあくまで妊娠の兆候を示すサインとして参考程度に考え、妊娠が疑わしいと思った時は妊娠検査薬を使うか産婦人科を受診するようにしましょう。


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