生理がこないとき - 生理不順の対策

「生理がこない原因・理由・対策」
TOP > 生理不順の症状 > 生理不順の原因 > 予防と対策

生理不順の予防と対策

生理不順になると、生理の周期や期間、経血量などに乱れが生じるだけでなく、長引くことで老化が早まったり、様々な病気の原因になることもあります。
生理不順にならないための予防策や、生理不順になってしまった場合の対策について解説します。

【関連項目】生理不順とは

スポンサーリンク

1.生理不順にならないために

生理不順が起こる主な原因は、疲れやストレスの蓄積、過度なダイエットや運動、特定の病気です。
全てに共通して言えることですが、予防のためには規則正しく健康的な生活をおくることが大切です。
以下のポイントをふまえた上で、日々の生活習慣を改善しましょう。

規則正しい健康的な生活を送る


1-1.食生活の改善


できる限り一日3食しっかり食べるようにしましょう。
暴飲暴食をしたり、辛いもの、熱すぎるもの、冷たすぎるもの、カフェイン、アルコール類など刺激の強いものの摂り過ぎは、胃腸に負担をかけるため避けましょう。

栄養は食品から摂ることを基本とし、不足しがちな分はサプリメントなどで補うようにしましょう。インスタント食品や外食で済ませる場合もサプリメントや野菜ジュースを加えるだけでも随分違います。
女性の場合、特にビタミン類、ミネラル、鉄分が不足しがちなので、野菜、玄米、乳製品、レバー、大豆、海草、貝類などを積極的に摂取しましょう。

過度のダイエットは栄養不足につながるため、生理不順の大きな原因の一つとなっています。カロリーは制限しても、必要な栄養素はしっかりと摂取しましょう。


1-2.心身に負担をかけすぎない


現代社会において、疲れやストレスと無縁でいるのは難しいことです。それらを減らすことが難しい場合は、心や身体に悪い影響が出るほど溜めてしまわないように、定期的に発散する方法をもつことが大事です。
仕事や家事では、こまめにトイレ休憩や軽いストレッチを入れると、集中しすぎたり根を詰め過ぎたりするのを防止する効果があります。

ストレスに対しては独自のストレス解消法を持つことが重要です。
空いた時間や休日は家でゴロゴロするよりも、趣味に打ち込んだり、自分の好きなことに没頭することでストレスを解消しましょう。特に軽くからだを動かすことは心身のリフレッシュになりますので、近所を散歩するだけでも良い気分転換になります。
暴飲暴食、過度の飲酒、喫煙などは逆に身体に負担をかけますので避けましょう。


1-3.睡眠をしっかりとる

心身の疲れをとるために最も重要かつ効果的なのは睡眠をとることです。
睡眠時間は十分に確保し、睡眠不足にならないよう心がけましょう。週末などに「寝だめ」をしても殆ど効果はありません。仕事の休憩時間を有効に使ったり、自分の生活を見なおして無駄な時間を睡眠に充てるなど色々工夫してみることです。

また、睡眠時間だけでなく、質の良い睡眠をとることも大事です。どうしても十分な睡眠時間が確保できない場合は、睡眠の質を上げることで補いましょう。

<睡眠の質を向上させるには>

夜更かしせずに早寝早起きを心がけること、就寝と起床時間を不規則にしないことです。
睡眠時間が同じでも、就寝時間が早い方が疲労回復効果が高いとされています。深夜0時以降に眠るよりも、10時〜正午の間に就寝するほうが睡眠の効果は上がります。また、毎日だいたい同じ頃に寝起きする習慣をつけると、体内時計が一定に保たれるため身体の負担が減ります。

また、寝る前の1時間は五感を強く刺激する行為は避け、脳と身体をリラックスさせましょう。
寝る直前に熱いお風呂に入ったり、身体を激しく動かすと寝付きが悪くなります。また、テレビ、スマートフォン、パソコンなどは、画面から発せられる光が脳を覚醒させてしまい寝付きにくくなるため、これらの使用も極力避けましょう。

<眠れない時は>

無理に眠ろうするよりも、起きて本を読んでみたり、寝ながら音楽を聞いたりした方が眠りにつきやすいと言われます。
また、ベッドに横になって目をつむっているだけでも正常な睡眠の約8割の休息効果が得られるといいますので、「何とかして眠らなければ!」と意識し過ぎないことが大切です。


1-4.禁煙する

喫煙も生理不順の要因の一つです。


1-5.基礎体温で健康管理をしよう

基礎体温とは、体が必要最小限のエネルギーしか使っていない"安静状態"における体温のことです。
妊娠の時期をコントロールしたり、生理周期の異常をチェックするために良く利用されますが、それ以外にも女性の体調管理に非常に役立つ情報でもあります。
別項で詳しく解説していますので参考にしてください。

スポンサーリンク

2.生理不順になってしまったら

生理周期の乱れが続き、生理不順になったのかな?と思ったら、できる限り早めに対策を取りましょう。


1.本当に生理不順かどうか確かめる

生理不順には様々な症状があるので、自分の状態がそれらに当てはまるかどうか確認しましょう。
基礎体温を図ることで、生理不順になっているかどうかをある程度判断することもできます。


2.心と身体をゆっくり休ませる

生理がこない時は休養を

疲れやストレスが原因で生理不順になった場合の対策は、前述した生理不順の予防策と同じです。

とにかく十分な栄養と休息をとることです。
更に、嫌なこと、不快なことは出来るだけ避け、趣味や気晴らしでストレスを解消しましょう。
症状がひどい時は学校や会社を休んでしばらく休養する必要があります。


3.病院を受診する

医師に診察を受ける

ゆっくり休んで体調が回復しても症状が改善されなかったり、大きな苦痛や不快感を伴うなど生理周期の乱れの他にも気になることがある場合は、早めに婦人科を受診してください。

生理不順の期間が長引くと、様々な病気や異常を引き起こす恐れがありますし、何か別の病気が進行しているサインとして生理不順が起こることもあります。
軽く考えているうちに症状が進行してしまうと、治療を受けてもなかなか効果が出なかったり、将来、不妊症や骨粗しょう症になるリスクを高めることにもなります。
特に不快な症状がない場合でも、目安として3ヶ月以上生理がこないような場合はすぐに婦人科へ行きましょう。3カ月以上月経(生理)がない状態を無月経といいます。


関連項目


スポンサーリンク
トップに戻る