生理痛に効果的な食品

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食品の持つ作用によって生理痛を解消しよう

食べ物・飲み物の中には、生理痛を和らげるのに役立つものが多数あります。
具体的には、身体を温める作用や血行を良くする作用のあるもの、女性ホルモンに似た働きをするものなどです。逆に身体を冷やす食品は生理痛を悪化させる可能性があります。

日頃の食生活を見直して生理痛を解消しましょう。

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1.身体を温める作用を持つ食品

生理痛の主な要因の一つが、生理に伴うホルモンバランスの崩れや冷えによって血液の流れ「血行」が悪くなることです(参考:生理痛の症状・原因)。
冷えは生理痛の原因の一つであり、症状を悪化させる要因でもあります。
よって、からだを温める作用のある食品を積極的に摂ることは、痛みの予防や緩和につながります。


◆どんな食物が効果的?

身体を温める作用をもつ食材の代表が根菜類です。
根菜とは食用部が地面より下(土中)にあるものです。また北国原産の食物にも温め効果のあるものが多いです。逆に南国原産の食べ物や甘い食物には身体を冷やす効果のあるものが多いので、こうした食物の摂り過ぎには注意が必要です。


種別身体を温める作用のある食物身体を冷やす作用のある食物
野菜・海藻ゴボウ、人参、やまいも、ねぎ、たまねぎ、れんこん、かぼちゃ、にんにく、しょうが、にら、しそ、うど、ふき、よもぎ、漬物、佃煮、わかめ、塩こんぶ、ひじき、のり大根、レタス、白菜、ほうれんそう、トマト、ピーマン、きゅうり、小松菜、なす、たけのこ、春菊、かぶ、こんやく、いんげん、みょうが、なめこ、ところてん、モズク
果物さくらんぼ、ぶどう、プルーン、梅、なつめ、栗、乾燥果物バナナ、パイナップル、みかん、レモン、メロン、トマト、キュウリ、スイカ、柿、梨、グレープフルーツ、マンゴー、パパイヤ、キウイフルーツ、甘い缶詰
穀類ごま、あわ、ひえ、そば小麦、大麦、白米、白パン
飲み物紅茶、番茶、ほうじ茶、日本酒、赤ワイン牛乳、ビール、ウイスキー、焼酎、コーラ、甘いジュース、コーヒー、ココア、緑茶
動物性食品赤身の肉、卵、チーズ、塩干し魚、赤身の魚、白身の魚、淡水魚、鯉、塩辛、数の子、するめ、たこ、いか、明太子、ちりめんじゃこハム、ベーコン、ソーセージ、鯨肉、かまぼこ、ちくわ、くらげ、マグロ、バター、マヨネーズ、クリーム
調味料味噌、しょうゆ白砂糖、化学調味料、化学薬品、ドレッシング、酢
菓子類 チョコレート、アイスクリーム、ようかん、カステラ、あんぱん、アメ、キャラメル、甘納豆

同じ食べ物でも、火を通したり、塩漬けにしたり、発酵・乾燥させることで身体を温める効果をもつようになります。また、砂糖を代表とした甘味料を使った甘い食物・お菓子類は、総じて身体を冷やす効果があるものばかりなので、食べ過ぎないようにしましょう。

白米や小麦といった主食類は身体を冷やすものに分類されていますが、あまり神経質になることはありません。身体を温める効果のある食物類をおかずに多く取り入れるなどして調整しましょう。


2.血行をよくする食物・飲み物

ビタミンE、DHA、EPA、クエン酸といった栄養素には、血管を拡張させて血液の流れを良くし、新陳代謝を促進する作用があります。
また、砂糖の含まれない無糖の炭酸水(発泡水)にも血管を広げて血行を良くする働きがあります。

ビタミンEを多く含む食べ物には、ごま、アーモンドなどのナッツ類、アボカド、かぼちゃ、うなぎ、オリーブオイルなどがあります。

DHA・EPAを多く含む食べ物は、アジ、サバ、イワシ、サンマなどの青魚類です。

クエン酸は、レモン、グレープフルーツ、梅ぼしなどの酸味の強い食物に多く含まれます。

砂糖類は身体を冷やす効果がありますので、炭酸水は砂糖の入っていない無糖のものを飲みましょう。

ほかにもタマネギやニンニクに含まれるアリシン、ショウガの辛み成分であるジンゲロールなども血液循環を促し、カラダを温める働きがあります。

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3.その他の効果的な食べ物

毎日豆乳を飲んでいたら生理痛や生理不順が治ったという話を聞くことがあります。
これは大豆に含まれる「イソフラボン」という成分が、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするため、ホルモンバランスが良くなる結果だと思われます。

豆乳、納豆、豆腐、きなこなどの大豆製品は積極的に摂取したい食品の一つです。



食事療法 - まとめ

◆積極的に摂取したい食品


◆摂り過ぎに注意すべき食品



関連項目


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