生理痛に効果的なツボ

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ツボを刺激して生理痛を解消しよう

生理痛に伴うつらい症状を緩和する方法は色々あります。

すでに鎮痛剤ピル漢方薬による薬物療法、身体を温めて血行を良くする温熱療法、食事療法などを紹介してきましたが、ここでは東洋医学の一つである「ツボ」を利用した生理痛対策について解説します。

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◆生理痛に効くツボ

ツボとは正式には「経穴(けいけつ)」と呼ばれ、重要な神経・血管・筋肉の上に位置する部分のことです。
ツボを指で押したり(指圧)、鍼(はり)や灸(きゅう)で刺激することで、体調を調整したり、様々な症状を和らげる効果があります。

ここでは時間や場所を選ばず、一人で手軽に指圧できるツボを紹介します。
生理痛に効くツボには、三陰交血海腎兪気海合谷足三里があります。
ツボは1,2回の刺激ですぐに効果が現れるようなものではありませんので、1日に数回、毎日行って習慣化すると効果を実感できるでしょう。

子宮内膜症など、病気が原因で生じる生理痛に対しては効果がありません。


1.三陰交(さんいんこう)

【場所】

足首上部にあるツボで、右図のように指をそろえて、くるぶしに小指を置いてたとき、人差し指が当たる高さで骨の少し後ろに位置します。親指の先を使って強く押しこみましょう。

【効果】

生理痛、冷え性、更年期障害などに効果があります。女性の健康維持・増進に欠かせないツボで、「婦人の三里」と呼ばれます。


2.血海(けっかい)

【場所】

ひざのお皿のやや上、内側にあるツボ。皿から指4本分くらい上にあり、足を伸ばしたときにできるくぼみの上端にあります。押すと痛みを感じます。
「3秒間指圧したら、3秒間離す」を繰り返し行いましょう。

【効果】

女性の病気全般に効果のあるツボです。月経痛(生理痛)、心身症、更年期障害をはじめ、それらを原因とする冷え、こり、痛み、違和感、イライラ、のぼせなどを解消します。ほかにも変形性膝関節症による膝痛に効きます。


3.腎兪(じんゆ)

【場所】

背中の真ん中(背骨のライン)から左右に指2本分ずらした位置にあります。だいたいベルトの高さで、図のように腰に手をかけた時にちょうど親指で刺激できるライン上になります。

【効果】

腰痛、腰の冷え、ギックリ腰など、主に腰の障害に効果があります。ほかにも生理痛、月経不順、不妊症、切迫流産、習慣性流産、更年期障害、疲労・だるさ、腎臓の病気(腎炎、ネフローゼ、尿蛋白等)、疲労、耳鳴り、難聴、生殖器系疾患・泌尿器系疾患(頻尿・乏尿・夜尿症・インポテンツ)など、数多くの症状に効果のあるオールマイティーなツボです。

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4.気海(きかい)

【場所】

おへそから指二本分下にずらした箇所にあります。
両手の人差し指、中指、薬指の3本を使って、お腹の奥深くを刺激するように指圧します。指圧の代わりに温めても効果があります。

【効果】

身体を元気にする強壮保健のツボとしてよく用います。疲労、無気力、腰痛、腹部の違和感、腹痛、生理痛、下痢・便秘、泌尿器系の病気など、主に疲労・気分回復と下半身の障害に効果的なツボです。


5.合谷(ごうこく)

【場所】

親指と人差し指の間にある骨の付け根からやや人差し指寄りの箇所にあります。手の甲側です。強く押すと痛みを感じます。長めに強めに刺激しましょう。

【効果】

万能のツボと呼ばれ、頭部・首・肩・腸・生殖器・神経など様々な部位の障害に効果があります。エンドルフィンという脳内麻薬を分泌させ、全身の痛みを和らげるといわれています。

【こんな症状に有効】

頭痛、蓄膿症、花粉症、難聴、耳鳴り、歯痛、口のただれ、腫れもの、にきび、吹き出物、アトピー、肩こり、のどの痛み、いびき、かぜ、五十肩、寝違え、神経過敏、精神不安、入眠困難、めまい、物忘れ、無気力、生理痛、下痢、便秘など


6.足三里(あしさんり)

【場所】

膝の皿の下端から指4本部下にずらしたライン上にあります。中央より親指1本分くらい外側に位置し、指圧すると痛みや心地よさを感じます。親指の先で強くすり込むように押しこみましょう。

【効果】

病気予防、体力回復・増強、保健強壮のツボです。他にも足のつかれ、むくみ、胃腸の症状にも効果があります。

【こんな症状に有効】

胃や腸など消化器全般の疾患(胃炎・胃弱・食欲不振・胃下垂・腹痛・胃アトニー・下痢・便秘)、変形性膝関節症、慢性関節リウマチ、脚気などの膝や下肢(膝から下)の痛み・痺れ、生理痛、、子宮脱、しゃっくり、鼻の病気、不眠、乳汁分泌欠乏、自然治癒力の強化、虚弱体質の改善、各慢性疾患、自律神経失調症、小児麻痺、総腓骨神経麻痺など


関連項目


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