妊娠周期カレンダーと週数の計算

タイトル画像:妊娠周期の数え方と症状
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妊娠周期と母子の変化

妊娠から出産までの期間は約280日の長期にわたります。この期間を母子の状態によって細かく分けたものが妊娠周期です。
4週間をひと月とした全10か月(40週)の周期で、1〜4ヶ月目が妊娠初期、5〜7ヶ月が中期、8〜10ヶ月が妊娠後期とされます。
各期間の特徴や妊婦と赤ちゃんの変化をカレンダー形式で解説します。また、妊娠週数の計算方法や自動計算プログラムも公開しています。

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1.妊娠周期カレンダー


母親の様子
・変化
赤ちゃん(胎児)の様子
・変化
胎児の大きさ
(選択で拡大表示)
妊娠初期1か月0〜3週妊娠超初期と呼ばれる時期。妊娠の症状が少なく、検査では妊娠しているかどうか分からない
受精卵が子宮内膜に着床して成長を始める。その後胎児の原型「胎芽(たいが)」になる画像:妊娠一ヶ月目の赤ちゃん
2か月4〜7週生理が止まり、胸や下腹部の張り、頻尿などの妊娠初期症状が見られはじめる・4週には臓器ができはじめ、心臓が動き出す
・6〜7週頃に脳が一気に発達する
・7週には超音波で心拍動が確認できるようになる
大きさ3cm、体重4g程度にまで成長
イラスト:妊娠ニヶ月目の胎児
3か月8〜11週妊娠初期症状が顕著になり、つわりが最もひどくなりがちな時期 ・胎芽から胎児になり、目、鼻、口などが形成されているのが確認できる
・超音波検査で心臓の動きや手足の動きが確認できる
・尿管ができはじめ、排泄も行うようになる
大きさ9cm、体重40-50g程度にまで成長
イラスト:妊娠三ヶ月目の子宮
4か月12〜15週胎盤が完成し、流産の危険性が少なくなる
・つわりが治まりはじめる
・おりものの量が増えたり、汗をかきやすくなる
・へその緒から栄養や酸素が送られ、成長が加速する
・内蔵がほぼ出来上がる。性器も作られ、皮膚には産毛が生える
・骨や筋肉が発達し、手足をさかんに動かしたり、口や舌も使うようになる
大きさ18cm、体重120g程度にまで成長
画像:妊娠四ヶ月目の赤ちゃん
妊娠初期は、母親には色々な初期症状が見られはじめ、妊娠を自覚します。赤ちゃんは小さいながらも体型が整い始めて、超音波で心臓の鼓動が分かるようになります。
妊娠中期5か月16〜19週 ・下腹部がふっくらと大きくなってくる
・乳腺が発達しておっぱいが大きくなり始める。黄色い母乳が出ることもある
・羊水の中を自由に動き回るようになる
・全身に産毛が生え、爪も生えてくる
大きさ20-25cm、体重250g程度
画像:妊娠五ヶ月目の胎児
6か月20〜23週胎動をはっきり感じるようになる
・子宮が大きくなり、トイレが近くなったり、下半身がむくみやすくなる
・骨格がしっかりしてきて、皮下脂肪がついてくる。
・より力強く動くようになり、羊水を飲んで尿もする
大きさ25-30cm、体重600g程度
画像:妊娠六ヶ月目の子宮
7か月24〜27週・引き続き頻尿やむくみが起こりやすく、お腹が大きいため腰痛になりやすい・髪の毛が大分伸びてくる
・味覚が発達して甘みや苦味がわかる
・明暗を感じ取り、外の明るさがわかる
大きさ35-40cm、体重1200g程度
妊娠七ヶ月目の赤ちゃんイラスト
妊娠中期になると胎盤が完成します。赤ちゃんの動きも活発になり、胎動として伝わってきます。性器もほぼ完成して、超音波検査で性別が分かることもあります。
妊娠後期8か月28〜31週・おなかの張りや固さを感じる
・内蔵が圧迫されて食欲減退や動悸が起こりやすい
妊娠線が現れやすい
・目鼻立ちが整ってきて、エコー(超音波)で表情が分かる
・動き回っていたのが、頭を下にした定位置に落ち着きやすくなる
・聴覚が発達し、音の聞き分けができるようになる
大きさ40-43cm、体重1600-2000g程度
妊娠八ヶ月目の胎児の画像
9か月32〜35週・お腹がひんぱんに張るようになる
・食欲が落ちる
・皮下脂肪が増え、しわや産毛が減り、赤ちゃん体型になってくる
・髪や爪がしっかり伸びる
大きさ45-48cm、体重1900-2800g程度
妊娠九ヶ月目の赤ちゃん画像
10か月36〜40週・胎児が下がってきて食欲が戻る
・シミ、そばかすが増えやすい
・より皮下脂肪がついてふっくらかわいい姿になる
・内臓器官も完成し、出産準備が整う
大きさ50cm、体重2600-3200g程度
妊娠十ヶ月目の胎児の画像
妊娠後期は、しわだらけだった顔や体に脂肪がついて、ふっくら赤ちゃんらしくなります。首をふったり、指をしゃぶったり、目を開けたり閉めたりと盛んに動きながら出産を待っています。


用語解説

妊娠線
画像:妊娠線


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2.妊娠周期(週数)の数え方・自動計算


2-1.妊娠周期(週数)の数え方

妊娠周期・週数についての定義はあいまいではなく、WHO(世界保健機構)によって以下のように定められています。



妊娠週数は、「最後の生理が始まった日(最終月経日)」を0週として計算されます。

最終月経日の7日後が妊娠第1週の開始日(妊娠1週0日)となり、14日目が妊娠第2週の開始日(妊娠2週0日)となります。

(例)
1月1日が最終月経日だった場合、1/1が妊娠0週0日、1/2(生理2日目)が妊娠0週1日、1/7が妊娠0週6日、1/8が妊娠1週0日ということになります(初日を0日と数えるため、7日目はありません)。


2-2.妊娠周期の自動計算

現在の日付と、最後の生理が始まった日(最終月経開始日)を入力し、「計算する」のボタンを押してください。
その下に妊娠週数が表示されます。

現在の日付


最後の生理が始まった日




妊娠 日です
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