妊娠初期症状8「おりものの変化や着床出血」
妊娠超初期(0〜3週目)や妊娠初期(4〜15週目頃)に見られる症状の一つとして、
があります。
1.おりものの変化
妊娠による女性ホルモン分泌の影響で、おりものの量が増えます。
乳白色やクリーム色のおりもので、匂いがない、または少ないのが特徴です。
量が多い時は、下着をこまめに取り替えたり、おりものシートを利用するなどして、常に清潔に保ちましょう。
おりものに膿(うみ)が混じっていたり、強い匂いやかゆみがある時は、膣炎や外陰炎の可能性がありますので産婦人科を受診しましょう。
<体験談>
- いつもとは違う妙にサラサラしたおりものがダラダラと続きました。
- 通常は生理周期に乱れがなく、排卵出血が2日ほどありました。でも妊娠時にはそれがなく、無排卵月かと思っていましたが、10日ほどして生理予定日6日前にピンクのおりものが2日ほど続きました。
- 少量のおりものに血が混じっていました。
2.生理以外の出血
妊娠すると生理が止まるため、生理による出血は起こりませんが、他の理由で出血することがあります。
受精卵が着床するとき、絨毛(じゅうもう)という組織を伸ばして子宮内膜に根を生やし、胎盤を形成していきます。この時に子宮壁が傷つけられて出血します。同時に軽い痛み(着床痛)を伴うこともあります。
この生理外の出血は、よく着床出血と呼ばれます。この呼び方は俗称で、医学用語では月経様出血といいます。
<特徴>
だいたい生理予定日前後に出血します。生理の時に比べて出血量は少なく、出血の期間も短いのが一般的です。
おりものに混ざって出てくるため、血の色は薄めだったり薄茶色をしていることが多いです。
<体験談>
- 生理の予定日に微量の出血がありました。出血というより茶色いおりものみたいな。
- 生理とも違う、鮮血にちかい出血が一度だけありました。
- 生理予定日に真っ赤な血がトイレでポタポタと4〜5滴。これ以降出血はありませんでした。
その他の妊娠の初期症状
こんなサインが現れたら妊娠している可能性があります。
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1.生理が遅れている
生理予定日を過ぎても生理(月経)がこないのは、最も分りやすい一般的な妊娠のサインです。
同時に、妊娠ではなく体調不良などが原因であるケースも多いです。
2.基礎体温が高いまま下がらない
基礎体温の高い時期(高温相)は、通常2週間程度続いた後に低温相に戻ります。
高温相が3週間以上続くようなら妊娠の可能性が高くなります。
3.つわりがある
悪阻(つわり)とは、主に吐き気や嘔吐のことで、つわりで妊娠に気づくケースは多いです。
病気、暴飲暴食、お酒の摂取以外で吐き気を感じたら、つわりも疑いましょう。
4.胸の違和感
妊娠による乳房や乳首の変化もよく見られる症状です。
胸が張る、チクチクと痛む、かゆみがある、乳首の色が変わったり敏感になる、乳輪に発疹ができるなど。
5.下腹部の違和感・頻尿・便秘
おしっこの回数が多くなる(頻尿)、便が出にくくなる(便秘)、子宮近くの下腹部に鋭い痛みや鈍い痛みがあるなどの症状が見られます。
6.眠気
夜更かししたわけでもないのに、突然猛烈に眠くなることがあります。
平常時では考えられないほど眠く、日常生活に支障をきたすケースも。
7.風邪のような症状
かぜに似た各種症状が表れます。
熱っぽい、体が熱い、寒気がする、体がだるい(倦怠感)、体力がなくなり疲れやすい、頭痛、腹痛、吐き気、食欲不振など。
8.おりものの変化や生理外の出血
妊娠初期は「おりもの」の量が増えます。白っぽくにおいがないのが特徴です。また、生理予定日頃に薄茶色の微量な出血があったりもします。
9.においや飲食物の好みの変化
嗅覚と味覚に変化が現れます。
匂いや味に敏感になるほか、好きな食べ物・飲み物・香りが嫌いになったり、逆に嫌いなものが好きになったりします。また、すっぱいものを好むようになります。
10.その他のトラブル
肌・髪・体毛のトラブル(シミ、吹き出物、かゆみ、パサツキ等)、気持ちや感情の変化(イライラや落ち込み)、体調の変化(胸焼け、ゲップ、むかつき、口内の違和感、動悸など)。
妊娠の初期症状は、早い人だと「妊娠超初期」といわれる妊娠0〜3週目から見られますが、大抵は4〜10週目くらいから幾つかの症状が出てきます。
症状の内容、頻度、重さの程度は人それぞれで、中には症状が軽すぎて気づかないケースや、10週を過ぎてもほとんど症状が現れない人もいます。
初期症状はあくまで妊娠の兆候を示すサインとして参考程度に考え、妊娠が疑わしいと思った時は妊娠検査薬を使うか産婦人科を受診するようにしましょう。